楽映日記

「映画を楽しむ会」第1回(2004年9月7日)の「華氏911」から第67回(2017年3月30日)の「スタートライン」までの14年間に67回、話題性のある映画、心が温かくなる映画、元気がもらえる映画を楽しんできました。
 印象に残った作品を「楽映日記」として紹介します   -上口利明会員ー


第3回(2005年2月1日)「ターン・オーバー」(後に題名「二人日和」で再映)
 京町屋、鴨川、京都御所などでロケ。大映撮影所で助監督修業した監督が映画の街京都にこだわった作品です。出演者も栗塚旭、藤村志保、劇団京芸など、京都ゆかりの顔ぶれです。古式装束店の日常が淡々と描かれ、画面も湿った落ち着いた様で、京都の色を感じます。「ターン・オーバー」では話題にならなかったが「二人日和」で再上映され評判となった。題名も疎かにできません。

第4回(2005年2月11日)「ピエロの赤い鼻」
 この映画はどうしてもはずせません。ドイツ占領下のフランス。拉致され捕慮となった四人の仲間、銃殺の時を待つ彼らを救ったのは、あの敵兵のピエロだった。スティーブン・スピルバーグがリメイクを計画しているようです。

第8回(2005年8月2日)「ヒトラー最後の12日間」
 すべてを目撃した秘書が明かした衝撃の真実。ホロコースト(大虐殺)の過去を背負いながら民主国家を築いてきたドイツ人が戦後60年を経て、負い目から解き放たれたことを示す作品です。他方、タブーが破られ、新たなヒトラーが描かれ、極右を刺激する作品が作られないか警戒する声もあります。慰安婦問題からいまだ解き放たれない日本を考えると、この作品が何かを?

*****次回をお楽しみに*****

2017年05月11日